キャンプギア選び ちょっと嬉しい小物編

〜ファミリーキャンパーのギア選び〜

2019年2月26日

このブログは、ファミリーキャンパーである私が過去4年間の間に20回以上キャンプをしてきた経験からたどり着いた各ギアに対する考えですが、キャンプギアに求めるものはキャンプスタイルにより異なってくると思いますのでまずは私のキャンプスタイルについてお伝えします。


私のスタイルは、テントサイトでゆっくり過ごすというよりキャンプサイトの周辺の自然の中で家族皆で思いっきりアウトドアでの遊びを満喫するスタイルです。

そのためキャンプサイトには食事をする時と寝る時以外はほぼおらず、日中クタクタになるまで遊んでいるため夜の就寝時間もとても早く、実はキャンプサイトでゆっくり過ごすことがあまりありません。

そんな私がキャンプギアに求めるものはかっこよさやオシャレさというよりまずは雨が降っても強い風が吹いても耐えられるタフで壊れにくいもの、そして機能的なもの、さらにできる限りアウトドアでの遊びの時間を確保するため撤収や設営を効率的に行えるもの、そして、道具に必要以上のお金を使うのであればその分キャンプに行く回数を増やしたいと思っているためブランドなどには拘らず、同じ機能であれば安いものを購入することを意識しています。


また、自然の中で遊ばせてもらっているという意識から多少の効率性を犠牲にしても機能性を損なわない範囲でできる限り無駄のないもの、エコなものを使うようにしています。


とまあ、なんだか難しい言い方をしましたが簡単に言えば普通のファミリーキャンパーが子供達と思いっきりアウトドアライフをエンジョイする中で行き着いたスタイルであり、ギアですので、同じようなスタイルをお考えの方には少しは役に立つかなと思いまとめてみました。


キャンプの画像

キャンプを始める上で必要なキャンプギアには以下のものがあると思います。
①テント
②タープ
③テントの中の寝具
④椅子やテーブル
⑤BBQ台、バーナーなど
⑥照明
⑦調理・食事道具
⑧その他の小物
⑨あるとちょっと嬉しいもの


上記のそれぞれについて選び方、私が使っているもののご紹介・満足・不満足度などの使用感、本当は欲しいものなどをご紹介していきたいと思います。


最終回の今回はキャンプ時にあるとちょっと嬉しかったり、助かったりするアイテムについてまとめてご紹介したいと思います。

台(クーラーボックスやコンテナを置いたり)

何度かキャンプに行くと時に悪天候にあったり、足場が悪い環境でテントを張らなければならないことも少なくありません。

また、キャンプ後の後片づけや車への積み込みを考えると出来る限りキャンプの道具やコンテナ類は汚したくない心境になります。

そんな時に役立つものがちょっとした荷物を置くための台です。

人によってはレジャーシートのようなものでも良いとお考えになる方もおられると思いますが、天気がよければそれでもいいですし、乾燥しているとそれでもいいのですが、雨が降ったり、湿気が凄い時はレジャーシートの裏側がベチャベチャになってしまい、経験上返って手間がかかることも少なくありません。


そのため私は荷物を置くための台だけで5−6個は持っています。

それなりの数が必要であるため一つ千円ちょっとで購入できる下記のローテーブルを使っています。


キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式の写真

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル ケース付 M-3713 アウトドア用 折りたたみ式
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このテーブルは安いですし、ホームセンターなど割とどこでも売っており、しかも折り畳むとかなりコンパクトになるためかなり重宝しております。


おしゃれキャンパーだとご自身で棚を自作されたりする方もおられますのでそのあたりは拘り次第ですが上記の台は個人的にはかなり重宝します。


虫除け関係(蚊取り線香(つり下げ型)、殺虫剤、ハッカ水、虫除け)

キャンプ場には蚊はもちろんのこと、ハエ、ブヨ、アブ、ススメバチ、蟻などたくさんの虫たちがいます。

蚊はご存じの通り刺されると痒いですよね。

ハエは食材などにたかるとかなり鬱陶しいです。

ブヨ、アブ、スズメバチなどはいうまでもなく噛まれたり、刺されるとかなり痛いですしかなり後まで厄介なことになります。


そういう意味では、虫が好き・嫌い以前の問題で快適にキャンプをする上で虫よけ関連はかなり重要だと思います。


ということで我が家が実践している虫対策をいくつかご紹介致します。


蚊対策はとにかく蚊取り線香です。

それもひとつや二つではありません。テントを張っているサイト全体をカバーするように四角全てに蚊取り線香を設置しますし、それに加えてタープやテントの入口や人が集まるテーブルは周辺に蚊取り線香を設置します。

また、単に地面に置くだけではなく、上に吊り下げるなど四方八方、3次元で設置します。笑

これだけやるとどんな風向きでも蚊取り線香の煙がサイトをカバーしてくれますし、これを始めてから蚊に刺されることはほぼなくなりました。



次にキャンプで厄介な虫はブヨです。

ブヨと言われてもピンとこない方もおられると思いますが、実は草が生えているところであればどこにてもいる虫です。

特徴的な点は蚊は刺すのに対してブヨはかみます。

また、噛む時に変な液体を注入するらしく噛まれた箇所は腫れ上がり、強いかゆみも伴います。


このブヨにはキャンプを始めた当初からかなり悩まされたため対策もかなり研究しましたのでその内容を皆さんに共有したいとおもいます。


実はブヨには一般的な虫除けや蚊取り線香は効きません。

そのため市販されている虫よけで対策をしても効果はほぼ期待できません。

また、特徴として芝生などに潜んでいることから足元を狙いという特徴があります。

そのためお金をかけない対策としては厚手も靴下を弁慶あたりまで履いて置くと良いです。

ただ、これだけでは夏場はかなり辛いのでもうひとつの対策としてハッカ水があります。

どうもブヨはハッカのスースーする匂いが苦手らしく、ハッカ液をアルコールに溶かし、少し揮発性を足したハッカ水を携帯型の小さいスプレーに入れ、足元に数回吹きかけるとブヨに噛まれることはほぼなくなります。


ちなみにブヨに関する記事は以前ブログ「ウエストリバーオートキャンプ場Part2」で書いたことがあるためそちらも参考になさってください。


ハッカ油の写真

ハッカ油
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エタノールの写真

エタノール
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なお、ブヨに噛まれたら直後であればポイズンリムーバーで毒素を吸い出してあげればのちの腫れや痒みはかなり軽減できますのでポイズンリムーバーを一家に一つ持参することをお勧めします。


ポイズンリムーバーの写真

ポイズンリムーバー
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キャンプ中厄介だと思った虫はその他にスズメバチがいますが、こちらは市販の殺虫剤がそれなりに効果を発揮しますし、目に見える分できる限り近づかない、黒い服は避けるなど自分で避けられますので、基本的な知識があれば問題ないと思います。


また、キャンプでは自然の中で食べ物を扱いますので蟻は当たり前のようにそこら中にいますが、ご存じの通り蟻は何もしなければ噛むこともありませんし、そっとしておきましょう。


ポール用フック

小物であるとかなり重宝するのがポールフックです。

これはテントやタープで使っているポールに取り付けるフックであり、そのフックにランタンをぶら下げたり、皿などの洗い物を干すカゴをぶら下げたり、地べたにものを置きたくないキャンプにおいてはかなりいろいろなシーンで活躍します。


私がこれまで見て来た限りポール用フックには棒状のものとクリップのようになっているものがありますが個人的には構造が一番シンプルな棒状のものが構造がシンプルな分壊れにくく良いとおもいます。


こちらはどこにても売っているものですが参考までに似たような形状のものでAmazonで売っているもののリンクをつけて置きます。


Yランタンハンガー ランタンフック メンテナンス ポール用 便利 キャンプ アウトドア 登山 BBQ アクセサリの写真

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室外用電源延長ケーブル

最近は電源サイトも増えて来ており、より快適なキャンプを目指すべく夏場は扇風機、冬場はホットカーペットや電気系の暖房器具を使う方も増えて来ている中で電源サイトの利用者が増えていると思います。


また、小さい子供がある中でキャンプをする場合などはそういったちょっとしたものが大きな差を生むことがあると思います。


そういう意味では電源サイトはファミリーキャンパーにはかなり有益ですが、電源を指す場所はサイトに1箇所ですのでテントの配置などに自由度を持たせるためには室外用の電源延長ケーブルがあるとかなり便利です。


工事現場等でよく使われているものですのでホームセンター等に行けば簡単に手に入りますが、どんなものかをご紹介するためにAmazonの同等商品のリンクを載せて置きます。


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軍手(長く使う革製と使い捨ての布製)

軍手と書くと何を今更と言われそうですが、軍手と言っても私はいくつかの軍手を使い分けています。

一つはひとつは火起こしなどに使う厚手で頑丈なもの。

こちらは長く使うものであり、キャンプではいろいろな熱いものを触ることがありますのでそのために最低でも二組用意しています。


もう一つは、使い捨ての軍手です。

ホームセンターなどで10セットいくらなどで売っている布製の安い軍手です。

こちらは完全に消耗品として利用し、テント設営時、調理時、火起こし準備時、魚さばき時などとにかくいろいろなシーンで利用します。

そして、いろいろなシーンで利用するため汚くなりがちなのでそこそこ利用したら衛生面も考慮し捨ててしまいます。


ちなみに布製の軍手だけでやり切ろうとすると結講火傷します(特に焚き火時や調理時に)のでご注意をください。


扇風機

えっ?なにそれと言われる方もおられると思います。


しかし、キャンプをしているといろいろな天候に遭遇します。

気温、天候共に心地よい時であればいいですが、キャンプのメインシーズンは春、夏、秋とあり、個人的にはベストシーズンは秋だと思いますが、子供のお休みなどを考えるとファミリーキャンパーとして最もキャンプに行きやすいシーズンは夏ではないかとおもいます。


夏でも気温が低い高原に行ければいいですが、そういうキャンプ場は人気があり、なかなか取れないこともあります。


そうなってくると茹だるような暑さの中で気温、湿度ともに高い場所でテントを張ることもあり、私も実際何度かそういうことがありました。

そんな時は設営だけで熱中症すれすれになります。


また、夜は気温が下がるとはいえ風がほとんどない熱帯夜もあります。

そんな日はテントの中で寝ることさえもままならず、寝不足のままで翌日を迎え、翌日も炎天下の場合にはかなり危険なことになります。


そんな時に携帯型の小型扇風機がちょっとあるだけどかなり違います。

暑い日中は涼むために、夜はテントの中に風を通すために使いますが、それだけで夜はかなり違うため個人的にはかなりお勧めです。


ちなみに私が持っている携帯型小型扇風機はこちらです。

これはAC電源でも電池でも両方使えるため個人的には気に入っています。


LOGOS ロゴス 2電源・どこでも扇風機(AC・電池)の写真

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コット

このあたりからは贅沢品かなと個人的には思うものです。

まずはコット。

ご存じの通りベッドにもなりベンチにもなるためあると便利なものです。

寝心地を追求すると最終的にコットに行き着く方も少なくないです。


また、子供がたくさんいるようなファミリーキャンパーの場合一人一つの椅子を買うくらいなら大きめなコットを購入し、そこに子供達全員を座らせるという方法も経済的だとおもいますし、実際私がよく一緒にキャンプに行く友人家族(子どもが3人)はそうしています。


しかし、子どもが二人である私の家族の場合はコット購入はかなり躊躇します。


その理由は、まずは値段です。

コットにもいろいろな種類があるのですが、それなりのものを購入しようと思うと簡単に1万円を超えてきます。


コットのもうひとつの難点は収納がかさばる点です。

もちろん小型のコットもありますが、小型で強度があるコットであればあるほど値段が跳ね上がってきます。


といろいろ難点を並べていますが、実はコットの購入は何度も悩みました。

その理由は、良いコットに寝そべってみると分かります。

とにかく気持ちがいいんです。笑


これは何度もキャンプに行き、インフレータブルマットや様々な敷物を引いて過ごしてきた経験からですがコットの寝心地はまったく違います。


ただ、我が家は4人家族ですのでコットで寝る事を考えると争いが起きないようにコットを4つ購入しなければならないかもしれません。。。それだけで最低でも4万円以上の出費。

さらに今使っているコールマンのタフワイドドーム(3m×3m)にコットを4つ敷き詰めるのはなんとも非現実的かなと、、、、


という事で将来大きなテントを購入し、コットを4つ並べても十分快適に過ごせるようになった暁にはコットを購入するかもしれませんが、わたしの信条上、そこまでキャンプ道具に投資をすることはないと思います。笑


なんて当初は思っていましたが、偶然やすくて頑丈そうなコットをホームセンターで見つけてしまい、買ってしまいました。

購入したのはこちら。


North Eagle(ノースイーグル) ベッド アルミGIベット NE353用の写真

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こちらはキャンプの途中に立ち寄ったホームセンターで5000円くらいで売っており、目を疑い、衝動買いしました。笑

使ってみると組み立ては簡単シンプルな上に寝心地バツグンでしたので、かなりのコスパだと思います。


ハンモック

次にご紹介するのはハンモック。


これもコット同様かなり長いこと悩んだ末に最終的に購入したものです。


ただ、ハンモックといっても自立式のものや木に縛り付けるものなどがあり、わたしが購入したものは後者の木に縛り付けるものです。


自立式のものではなく木に縛り付けるタイプのものを購入した理由は単純です。

値段が安いことと携帯性に優れていることです。

とはいえ、デメリットもあり当たり前ですが木が生えていないところでは使えないという点です。


しかし、その辺りは自分がいくキャンプ場の好みをある程度わかっていればなんとかなると思います。

例えば、わたしは林間のキャンプ場が好きなので、そういう人にとってはわざわざ自立式の購入する必要はありません。


ちなみに自立式のデメリットをあげると重い点、嵩張る点です。

つまり、それなりの積載容量のある車でないと運ぶこと自体が難しいと思います。


という事でわたしが購入したハンモックはこちらになります。

購入してから何度か使いましたが、3家族で7人の子供が集まるキャンプではいつも取合いになるくらい人気です。


という事で子供がいらっしゃるキャンパーにはちょっとおススメです。

ロゴス(LOGOS) LOGOS FDハンモック 73293002の写真

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ホットサンドメーカー&たい焼き器

次にオススメするのはホットサンドメーカーとたい焼き器です。


キャンプ中の朝食は当日の遊びの準備や撤収の準備などで何か作業をしながら食べることが多くなりがちです。さらにすぐに次に行動に入りたいためあまり手間のかかるものや洗い物がたくさん出るものは避けたい心理になります。

そんな時にホットサンドメーカーは重宝します。


事前に材料を切ったおくなど事前の準備をしておけば、あとはパンと一緒に挟んで焼くだけなので手間がかからない上に、片手に持ったまま作業ができるため重宝します。

COLEMAN コールマン ホットサンドイッチクッカーの写真

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また、我が家族はキャンプ中にはめいいっぱい遊ぶため気づくとクタクタになっていることもあります。笑

そんな時に気軽に甘いものを取れるのがたい焼き器です。


材料はホットケーキミックスと入れたい具材を自由に選び入れて焼くだけです。これは子供達がかなり喜びます。^^


ちなみに具材として缶詰のアンコは水っぽすぎるため避けた方がよく、オススメはカスタードクリームとチョコレートを入れたものです。


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キャンプギア選びのポイント

キャンプの画像

今回は最終回ということでキャンプギア選びについて私なりの考えをまとめたいと思います。


キャンプギアは言わずもがな道具ですので、道具はどの様に使いたいか、つまり機能がもっとも重要なポイントですが、同時にその機能を十分に果たす上での形、いわゆるデザインもその機能の一部と言えます。

昨今はその様な流れからか、キャンプ人口は増えたことによりキャンパーも多様化したためかデザイン面でも優れたキャンプギアが非常に増えた気がします。

そんな非常に幸せな時代からキャンプを始められる皆さんはぜひたくさん情報を集め、自分なりのキャンプスタイルを踏まえたこだわりの一品を見つけ出し、長く使って欲しいなと思います。


かくゆう私もキャンプを始めた当初からのキャンプスタイル自体は大きくは変わりませんが、使用するギアは少しずつ変わってきています。

しかし、そんな中でキャンプを始めた当初から変わらず使い続け、愛着の非常にある道具もあります。

キャンプギアは基本的に自然というタフな環境で使うものですので、それだからこそ共にタフな環境を過ごしたギアには愛着が湧いてきます。


私個人としては最終的にはキャンプギアとはそんな関係になる様なギア選びができるととても幸せではないかと思います。


ということで全9回でお伝えしてきた私なりのギア選びの考え方や使っているギアのご紹介でしたが、当初に申し上げた通りキャンプギアはキャンプスタイルに非常に左右されるものですので、ぜひ自分自身が心地よいキャンプスタイルを見出していただき、長く使いたくなる思い入れのあるギア選びをしていただき、快適で楽しいキャンプライフを過ごしていただければと思います。