標高900mの森のキャンプ場

〜「赤倉の森オートキャンプ場」〜

2014年8月8日

長野県長和町の森の中にあるキャンプ場。

都内からであれば関越→上信越自動車道佐久ICでおり、142号線を走る事45分、合計3時間半くらいで到着します。


赤倉の森オートキャンプ場入り口写真

標高920mの山の斜面に立地し今回伺った8月初旬で日中の最高気温が30度程度であるが日陰に入ると涼しく、夜は20度程度に気温が下がるため薄手の寝袋で心地よく眠れます。


各サイトは山の斜面の木々を縫うように配置されており、炊事場・トイレなどは均等に設置されているため不自由はない。

ちなみに今回特に驚いたのはトイレのにおい。キャンプ場のトイレは、水をむやみに流さないようになっているために所謂公衆トイレのような鼻を突くにおいがするが、今回のトイレは泡で洗浄する方式をとっており、においが全くと言ってよい程しなかった。水を大切に使いながら清潔さと快適さを保てるとても良いソリューションだと感じました。


イタチサイトの写真

サイトは中央に流れる小川の左右に13のエリアに分かれており、それぞれのエリアに動物の名前がついています。

各サイトは比較的狭いと当初見ていた口コミには記載されていたが、確かに狭いところもあるが平均的な広さと感じました。

我々が使っているのはテントが3m×3m、タープが3.5m×3mであるが、車ととてもぴったり入る程度の広さではないでしょうか。

我々は今回イタチというほぼキャンプ場の中央に位置するエリアの一番奥のサイトを選びましたが、適度な日陰があり、風通しも良い場所だったため非常に快適に過ごせました。


アマガエルの写真

【キャンプ場での過ごし方】

初日

チェックイン時間の13時にキャンプ場に到着し、チェックイン。チェックイン時にキャンプ場の使い方などの説明を受ける。


サイトは事前に予約ができないためチェックイン後にキャンプ場内をぐるっと周り、選んだサイトを管理棟に伝えに行く形を取る。


チェックイン後お腹がすいたので木陰に椅子だけだし昼食を取り、その後設営。設営完了後キャンプ場の中央を流れる小川にサンショウウオを探しに出かける。(そう、このキャンプ場の小川にはサンショウウオがいるのです。)


しかし、虫除けなどの対策をせずに出かけたため蚊の猛攻撃にあい、早々にテントに戻る。このときはサンショウウオを発見できませんでしたがサイトの後ろの森で子供達がアマガエルをたくさん捕まえました。


そうこうしているうちに4時を過ぎ、夕食を作る時間となったが昼食が遅かったため誰もお腹がすいておらず、先にお風呂に入るべく近くの日帰り温泉に向かう。


日帰り温泉はキャンプ場から車で5分程度の湯遊パーク内にある「ふれあいの湯」というところ。

内風呂、露天風呂がある源泉掛け流しの温泉で汗を流す。

ちなみにキャンプ場には有料シャワーがあるが車で5分のところに温泉があるため大半の人がそちらに入りに行っているようです。

お風呂でさっぱりした後、サイトに戻り夕飯の準備。

サイトに戻ったのは6時過ぎ。まだまだ明るい時間の中で夕飯作りを開始。

初日の夕食は定番のBBQ。お肉やエビ、野菜を炭火でやいていただく。


河原の写真①

2日目

なんと朝5時半にカブトムシ・クワガタ探しのため長男に起こされる。。。

キャンプ場のそれらしきところを探してみるも早起きのかいもなく見つからず。

テントに戻り朝食のホットドッグを作り、食べていると、次男・嫁さんが起きだしたためみんなで朝食を食べる。

その後、再度キャンプ場内の小川にサンショウウオを捕りに行くがやはり見つからないため、前日の温泉の途中にある川遊びができそうな小川に向かう。


小川についてみてびっくり!

驚くようにきれいで冷たい水!

そして、子どもが水遊びをするにはちょうど良い水深と川幅!

子どもたちと早速裸足になり、川の生き物探しをしたり、川の上流を探検したり、気づくと4時間近くその川で遊んでいました。また、最終的に子どもたちは全身ずぶぬれになっていたのは言うまでもありません。笑


ミンクの写真

川の上流へ探検に行ったときにカワウソらしき生き物を目撃したが後ほどネットで調べて見ると、ニホンカワウソは絶滅しており、私が目的したものはミンクだったようです。(写真)


蛇写真

また、子供が河原で蛇を見つけたというので見てみると中型の蛇が小型の蛇を食べているところでびっくり。思わず写真に収めました。(写真)


この日は事前にニジマスのつかみ取りを申し込んでおり、その時間に合わせキャンプ場に戻りニジマスのつかみ取り会場へ。

ニジマスのつかみ取りはサンショウウオがいる小川の一部をせき止め、そこに放されたニジマスを子供たちが取ります。

長男と次男で参加しましたが、通常はなかなか取れないらしいのですが長男がものの数分で3匹捕まえてしまい、管理人の方が驚いていました。笑


その後夕食の準備を開始。二日目の夕飯は、長男と次男で捕まえたニジマスの串焼きと前回のキャンプ時に火が通り過ぎて失敗したローストビーフに再挑戦。

ニジマスは、驚く程おいしかったがローストビーフはまたまた火が通り過ぎてしまい、まだまだだなと実感。。。。

夕食後またまた初日と同じ温泉に入り、戻ったところで長男は5時半起きがきいたのか早々にテントで寝てしまう。次男は夕食の時間に寝ていたためお腹がすいており、パパの晩酌に付き合いながら遅めの夕食をとる。


3日目

8時過ぎに起床。前回のキャンプでヒットしたローストビーフサンドを食べ、撤収開始。

今回はチェックアウト時間ちょうどに撤収が終了。チェックアウト後帰路に着くが、前回のキャンプ時に帰りに立ち寄ったそば屋が非常においしかったため、今回もおいしいそばを昼食にすべく帰りに道の駅により地元の食材などを買いつつ、近くのおいしいそば屋を地元の方に伺い、そこに立ち寄り本格的に帰路につく。

信州 立岩和紙の里

河原のアマガエル

【最後に】

「赤倉の森オートキャンプ場」は、キャンプ場自体も一定水準以上の快適さを備えているが、それにも増して周囲の山々の緑と青い空の美しい景色、そして澄んだ川の水と豊かな自然に育まれた多くの動植物がとても印象に残りました。」