2週連続 乗っ込みチヌゲット

〜自己記録更新の42cm!!〜

2021年4月16-17日

前週は船形漁港で久しぶりの釣果をあげたことに味をしめ、今回は私のホームである沖ノ島護岸に向かいました。

沖ノ島を選んだ理由は当日の天候が南の風5m前後であり、船形漁港では横からの風、沖ノ島では追い風になること、また少し眠かったので足場の安定している沖ノ島護岸を選択しました。


船形漁港のチヌは明らかに乗っ込みが始まっていましたが、さて沖ノ島護岸はどうだろうか?


なお、沖ノ島護岸の場所、周辺環境などに関する基本情報については以前のブログ「フカセ釣りで初チヌゲット!」や「40cmオーバーのチヌゲット!」をご覧ください。


当日の様子

天候・潮

BIの画像

天候 曇り時々小雨

風 南東もしくは南西の風2-6mくらい(後ろからの風)

気温 17-18度

潮 中潮 潮高差 118cm


2週間前までは平均気温は12−13度でしたが、ここ1週間は気温が全体的に上昇しており、17−18度を超える日が週に3日あり、水温も上昇していたのではないかと思われます。

ちなみに、水温計を持っているのにいつも早く釣りを開始したく測り忘れます。笑


釣り座

航空写真の画像

沖ノ島護岸の真ん中辺り。

航空写真ですとわかりづらいですがお立ち台が2つ並んでいる場所になります。


ここも実は私の定位置です。なぜ、ここを選ぶかというと実は一番沖に出ているお立ち台であり、まだまだ若輩者の私の場合、足元がフジツボなどが付いた岩場だと餌付けなどの折に垂らしているラインが岩等に絡み、ライントラブルの原因に一つとなるためです。


この辺りは上級者であれば問題ないのでしょうが。笑


なお、当日の流れは上り潮の時は左から右、下り潮の時は右から左に沖ノ島護岸の割には比較的ゆっくり流れていました。


水深は満潮時で竿1.5本、干潮時で2ヒロ程度、海底の様子は手前10mくらいは石積みだがそのさきはおそらく砂地。

沖には所々しもりあり、沖30-40m先はおそらくかけ下がりがあり、一気に深くなっている様子でした。


タックル・仕掛け・さし餌・まき餌

ロッド:0号 5.3m

リール:2000番

道糸:ナイロン(サスペンド)1.5号

ウキ(昼):釣武者 超寝ウキType-II、永易うき

ウキ(夜):パピヨン電気ウキ

ハリス:フロロ1.5号

極小サルカン

ハリ:3号(イエロー、黒)

ガン玉:なし、潮流が早い時は一時的にG7、夜は5B+G7


さし餌は下記の3種類をメインにしました。

生オキアミ(イエロー)

サナギコーン(ゲキアラ)

練り餌(イエロー)


撒き餌

生オキアミ

チヌダンゴX+DASH

細さなぎ


夜は浮力のある電気ウキを使っていたので浮力を消すために重めのガン玉を、昼はできる限り仕掛けを軽くするノーガンでスタートしましたが一時風の影響で波っけが強くなった時にはG7をハリスの真ん中に打ちました。また、そのタイミングでウキも自立式の永易ウキに変更しましたがウキヘッドが飛んでしまったため最終的に釣武者の超寝ウキに落ち着きました。


釣果・釣行

釣果

チヌの画像1

チヌ
42cm  6時20分 満潮潮止まり
36cm  9時47分 下げ三分


その他、フグ多数、アナゴ(ぶっ込み釣り)、??(ライントラブルのため手前で外れる)


42cmのチヌは釣り座左前方、だんごが割れた直後にうきが立ち、鋭く小さなアタリで合わせる。潮は右から左に。

36cmは右奥、上記同様だんごが割れた直後に鋭く短いあたり。潮は左から右に流れていました。

両魚共に包卵しており、沖ノ島護岸は産卵場所確定。

前述の通りここ1週間は3回くらい気温が18-19度まであがっており、釣行日も気温が17-18度だったことから沖ノ島護岸のノッコミは気温17度を越える日が数日続くことが鍵かも知れません。


なお、アタリエサは全てオキアミイエロー。釣れた魚の胃の中をみたが、麦、コーン、練り餌、撒き餌でいっぱいでした。


釣行を振り返り

釣り場の画像2

一部の時間を除き、流れも風も強くはない状況の中、アタリが出る棚に合わせることに集中。今回は棚とんとん、もしくは少し浮かせるくらいがよかった。


途中風が強くなり、それによる波で寝浮きではウキが見づらくなったため、自立浮き(永易浮き)に変えたが浮きトップが取れるなどトラブルがあり、いい時間を仕掛け直しに使わざるを得なくなり手返しがわるくなった。

ただ、その後寝ウキに戻し、がんだまを打つことでアタリが取れるようになったことから寝浮きでどの環境でも行けることもわかったため、これからは寝浮きを中心にする。

また、途中何度も仕掛けを変えるのは時間が無駄なので、釣行中の仕掛け変更は最小にしたい。

逆にいえば釣り場の状況、当日の天候など見ながら汎用性の高い仕掛けを最初にしっかり組むことが重要であると実感。

同時に自分が得意の仕掛けを作ることも重要であり、今の自分の得意はだんごの寝浮き仕掛けであると確信。


だんご釣りについて

釣り場の画像2

今年一月から本格的にチヌ釣りを初め、フカセの半誘導からスタートし、全誘導を試してみて最終的に今はだんご釣りに落ち着いているが今回だんご釣りで2週連続の釣果となったことを踏まえ、撒き餌とサシエの同調、ポイント作りに関しどう考えてもフカセよりだんご釣りの方が有利ではないかと感じています。

また、フカセが有利なのは全層を狙う時、特にチヌ自体が浮いている時かも知れず、そんな時があるのか今は分からないが、可能性を否定せずにその時がきたら柔軟に対応したい。


なお、夜の間もフカセ釣りをしたが浅だなから深だなまで幅広く狙い、時に仕掛けをはわせたりもしてみたが、フグらしいアタリはたくさんあり、餌も取られるがチヌらしきアタリはなく、やはりノッコミ期の夜は口を使わないのではないかという自分の仮説がさらに信憑性を増した気がします。


そんな時に偶然ノッコミ期のチヌは夜産卵のために浅瀬に上がってくるという記事を発見、もしかすると昼間のうちに捕食し、夜になると産卵に入るため口を使わないのかも知れない。


一方で同時に実施していたブッコミ仕掛けには夜間アタリがたくさんあったが合わせられなかっため正体は不明だが、比較的沖を狙っていたので、もしそのあたりの正体がチヌだったとすると夜の間は沖にいるのかもしれない。つまり夜は産卵場所の少し沖にいる?


ぶっ込み釣りの釣果・釣行

アナゴの画像

なお、ぶっ込み釣りのタックル・仕掛け等も下記にご紹介です。


タックル、仕掛け
竿 5号 5.3
リール 5000番
ミチイト ナイロン4号
オモリ 小判型 10号
ハリス 3号、1mくらい
針 チヌばり4号


餌 アオイソメのふさがけ
フナムシ(現地調達)


釣果は上記の通りアナゴと謎の魚一匹だがアタリはすべてイソメ、アタリがあったのは日付が変わる前の金曜日深夜。干潮から上げ潮に変わった直後に集中。現地調達したフナムシも使ってみたが餌は取られるがアタリなし。


上記振り返るとかなりフグがわいていたと思われる。また、潮の流れにより(オモリが軽すぎ?)アタリが出にくかった可能性も否定できない。


上記を踏まえ、次回に向けた対策ですが、

1. エサ取りに強いエサとして鯖もしくはイカの切り身、現地調達でカニを用意したい。

2. 潮の流れに対応し、オモリの重さや形状を変更。

3. また、誘いを入れたりアタリがない場合に仕掛けを動かす。


いずれにせよ、フカセをやりながらはなかなか難しいことも分かったし、今の時期だけかもしれないがフカセでチヌは狙えないので夜はぶっこみに集中するという考え方もありかも知れない。

また、もしかすると乗っ込み期の夜はチヌが釣れない可能性も高いため、夜釣りのターゲットをチヌではなくシーバスなどにした方がよいかも知れず、その場合はぶっ込みではなく遠投ウキ仕掛けの用意も必要かも知れない。


あとがき

チヌの写真

私がチヌ釣りを始めたのは今年の1月であり、一般的にはチヌが最も釣れない厳寒期だったためなかなか釣れませんでしたが、季節がよくなってくるとそれほどは難しい魚ではないのかも知れないと感じる今回の釣行でした。


また、最終的に2枚のチヌを釣り上げ、そのうちの一匹は自己記録更新となる大物だったため釣果的には大満足の釣行であり、二匹とも自分できちんとアタリが取った「釣れた」ではなく「釣った」魚であったこと、アタリが取れる仕掛けを刻々と変わる状況の中で選択できたことは自分なり評価したいところです。


一方で時合いに仕掛けのトラブルで時間を無駄にしたり、当たりを取りきれなかったりもあったため中身についてはまだまだ改善の余地があると個人的には思っています。


さらにこれはあくまでもだんご釣りの話なので、だんごが届かない遠投が必要な状況ではフカセ釣りも必要になることからフカセ釣りの能力もあげたいところです。


とまあ、毎回何かを学ばさせるので釣りは面白いですね。


これから暖かくなり、魚の活性も上がってくると思いますので、どんどん釣っていきたいと思います!


終わり


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