戸隠キャンプ場

〜標高1200mのオープンサイト〜

2017年8月5日

今回は長野県長野市戸隠の人気のキャンプ場、戸隠キャンプ場に行ってきました。

オープンサイトは8時からチェックイン可能であること、週末だったこともあり我々が到着した11時過ぎにはすでに多くのキャンパーがテントを張っており、その盛況ぶりが伺えました。


これまでに行った中でも最も遠いキャンプ場である戸隠キャンプ場になぜ今回行くことにしたか。その理由はすばり「忍者からくり屋敷」。笑


子供はみんな忍者が好きですよ。^^

ということで今回は忍者からくり屋敷など周辺の観光スポットも含めた戸隠キャンプ場でのキャンプをご紹介したいと思います。


戸隠キャンプ場の概要

片道260kmは結構キツイ!!


戸隠キャンプ場は今回初めてになりますがとにかく遠い。。。。^^;

行きは朝6時半にさいたま市の自宅を出発し一回のトイレ休憩以外の寄り道をせずに直行しましたが途中短い渋滞に遭遇し最終的に到着まで4時間半かかりました。

また、帰りも短い渋滞がありましたが家族全員疲労のあまり爆睡していたため(笑)、無休憩で自宅に向かい大体4時間程度かかりましたのでさいたま市から行く場合には最低でも4時間見ておいたほうが良いと思います。


なお、今回我々は川越インターから関越自動車道に乗り、藤岡ICから上信越道に入りひたすら北上し信濃町ICで降りるルートを取りましたが、都内からであれば中央自動車道で行く方法もあるかもしれません。


しかし、今回のようにほぼ走りっぱなしで4時間は少し堪えました。。。

加えて到着直後にひじょーーーにマナーの悪いキャンパーに遭遇してしまい、まだ始まったばかりのキャンプを楽しみにしている家族には言いませんでしたが、その時点では私は二度と来たくないキャンプだなと思っていました。(苦笑)


しかし、さすが人気のキャンプ場です。帰る頃には絶対リピートだなと180度考えを変えさせられました。笑

その理由は、先を読み進めていただければ分かると思います。^^


標高1200m地点に立地するキャンプ場

区画サイトの写真

戸隠キャンプ場は標高1200m地点のなだらかな傾斜地に立地するキャンプ場であるため真夏でもとても涼しいです。

平野部が30度を超えるような気温でも戸隠キャンプ場周辺は25度前後、夜間は20度を切るところまで下がります。そのため、夜間は少し肌寒いくらいでいつもは寝袋から大きくはみ出して寝ている暑がりな子供たちが寝袋にくるまって寝るほどでした。


また、標高が高い分雨もよく降ります。

我々が訪れたのはとっくに梅雨明けした8月初旬でしたが、二泊三日のうち最終日を除き全て雨に降られました。特に帰る前日の夜はバケツをひっくり返したような豪雨に見舞われ、翌日の撤収が心配になる程でした。


このキャンプ場を訪れるのであれば寒さ対策と雨対策は必須だと思います。

ちなみに我が家は、寒さ対策として長袖長ズボン+上着を用意し、雨対策として傘や雨具などに加えて丸沼高原オートキャンプ場の経験もありいつも使っているヘキサタープではなくスクリーンタープを持ち込みました。


区画サイトの写真2

キャンプ場のHPに詳しく載っていますが、キャンプ場は大きくオープンサイトと区画サイトの2つに分かれています。区画サイトは事前予約可能、オープンサイトは当日の朝8:00から受付を開始し、先着順にサイトに入ることができます。

キャンプ場入り口になる受付棟で申し込み用紙に必要事項を記入し、受付カウンターに持っていくと数分の説明ですぐにキャンプ場に入れます。


また、料金ですが区画サイトは定額なのですがオープンサイトは張るテントとタープの数により料金が異なってきます。

今回我々はオープンサイトを利用しましたが、8月初旬はもっとも料金が高いハイシーズンということでオープンサイト利用料4500円(テント一張り)と補助テント1500円(タープ一つ)で合計6,000円/泊でしたが、料金水準としてはこれまでの経験上この時期としては標準的なものではないかと思います。


サイトマップ・設備など

サイトマップ

先述したようにキャンプ場はなだらかな傾斜地に立地しており、山頂側から戸隠牧場、区画サイト、コテージ、オープンサイト、逆さ川という順に配置されており、牧場と川にキャンプサイトが挟まれているような配置になっています。


また、キャンプ場の中腹には売店や季節限定のフードトラック、トランポリンが設置されていました。

売店では、炭や薪、氷などの定番商品の他に水、清涼飲料水、お酒も売っていますし、カープラーメンやお菓子なども売っています。さらにお米やカレー粉、トウモロコシ、冷凍のお肉やイワナやヤマメも売っており、食材を買い忘れたときやスーパーまで食材を買いに行くのはちょっと面倒だなというときなどにはとても便利だと思います。

また、各種キャンプ道具を借りることもできますし、遊漁券を購入することもできます。

ちなみに施設案内には売店は17:00までと書かれていますが、我々が伺ったときには19時くらいまでやっており、時期やキャンプ客の状況次第で柔軟に変更しているようです。


また、下記で詳しくお伝えしますが、季節限定の特設フードトラックではジビエ料理やらんぷソーダなど普段はあまり見ることのない食べ物、飲み物が販売されており大変興味を惹かれました。

しかし、我々の夕食の食材がなかった日曜日の午後は閉店時間が早かったため(日曜日以外は遅くまで開いているのですが日曜日は14:00閉店)食べたいものが食べられずとても残念でした。


キャンプ場の設備としては、トイレが4箇所・炊事場が10箇所・炭捨て場が8箇所と数・種類ともに一通り揃っているのですが、サイトが広大であるためテントを張る場所によっては遠くて不便に感じることもあると思います。

また、炊事場も場所によっては蛇口とシンク、テーブルが一セットポツンとあるだけですので一人利用者がいると待つことになります。


その他の設備としてはゴミ捨て場、シャワー、コインランドリーがレンタル・売店棟の近くにあります。


キャンプ初心者の方や小さなお子さんがいるご家族などは、レンタル・売店棟の周辺でキャンプするとトイレも広い炊事場も近いので何かと便利かもしれません。


また、ブヨが出るという事前情報もありましたが、今回我々がテントを張ったオープンサイト中腹の川寄りのエリアにはブヨも蚊もいませんでした。しかし、その代わりとにかくアブとハチがすごかったです。でも、それもサイトによって異なるかもしれませんし、どのエリアにテントが張れるかわかりませんのでそれぞれに対する対策はしていくことをお勧めします。


ちなみに我が家族は、蚊取り線香、殺虫剤、虫除け、ハッカ水(ブヨ対策:詳しくは過去のこちらのブログをご覧ください。)をキャンプ時にはいつも持参しています。


買い物・お風呂

我が家族がキャンプに行くときは、できるだけ新鮮なものを食べたいのでキャンプ食材は基本的に現地のスーパーで購入することにしています。

戸隠キャンプ場にもっとも近いスーパーは第一スーパーであることを事前に調べており、キャンプ場に行く前に少し遠回りですが第一スーパーに立ち寄り食材を購入しました。

第一スーパーは、信濃町インターで降りて車で10分くらいのところにありますがBBQ用の食材などもそれなりに揃っておりますのでキャンプをする上では過不足ない品揃えだと思います。


【第一スーパーの情報】
  住所:〒389-1313 長野県上水内郡信濃町古間841
  電話番号:026-255-3061
  *営業時間等はご自身でご確認ください。

また、我々のキャンプの楽しみの一つが地域ごとの温泉やお風呂を楽しむことですが、今回のキャンプでは車で5分程度のところにある神告げ温泉という温泉を利用させてもらいました。地方都市によく見られる地域住民のために行政機関が作った温泉施設ではなく、普通の温泉宿の温泉を日帰り温泉としても利用するため露店風呂や冷水風呂があるわけではありませんが、風情のある岩の温泉は運転の疲れや日中遊び倒して汗だくになった体を気持ち良く流してくれました。

ちなみに料金は、大人一人600円・子供一人300円でした。


【神告げ温泉の情報】
  住所:〒381-4101長野県長野市戸隠3182
  電話番号:026-254-1126
  URL:http://togakushi-21.jp/active/2011/09/post-24.php

花火・その他注意事項など

サイトマップの裏の案内

ゴミの分別、ゴミ出し時間、就寝時間以外ルールがないキャンプ場であるため利用するものとしては非常に楽だと思います。


また、花火については自然環境を傷めるという理由から禁止していたり決まった場所でしかできないキャンプ場も多い中で戸隠キャンプ場は打ち上げ花火や爆竹など大きな音が出る花火を除き自由にどこでも花火ができることも小さな子供がいるキャンパーには嬉しいポイントではないでしょうか。我が家族も次男が花火が大好きなのでキャンプの時は大体花火をするのですが、花火場まで移動するのがとても面倒でした。しかし、戸隠キャンプ場では、テントのすぐ隣で花火をすることができるため非常に手軽に花火を楽しむことができました。


戸隠キャンプ場はルールが非常に少ないキャンプ場と言えますが、その分キャンパーのモラルやマナーに頼っているキャンプ場とも言え、我々キャンパー一人一人が他のキャンパーや自然に対してきちんと配慮することがとても大切だと思います。


戸隠キャンプ場の良かったこと・楽しかったこと

ここまでが戸隠キャンプの基本情報ですが、ここからは恒例になりますがキャンプ後に私が家族メンバー(パパ47歳、ママ47歳、長男10歳、次男6歳)それぞれに聞いたが楽しかったことについてご紹介したいと思います。


家族全員が一番にあげたこと

戸隠の自然環境

夜のサイト

これは言うまでもないかもしれませんが、とにかく戸隠の森の自然環境を家族全員が一番に上げました。

キャンプ場に差し込む木漏れ日や明け方の朝もや、牧場から見える戸隠を取り巻く山々、キャンプ場の中を幾筋も流れる川の流れ、清流逆さ川など、とにかく自然が溢れています。


また、これは私個人の感想ですが、これまでもカンパーニュ嬬恋キャンプ場丸沼高原オートキャンプ場など様々な林間キャンプ場や高原キャンプ場でキャンプしてきましたが、戸隠キャンプ場の森は、戸隠神社が祀られる森であるためか森自体にどこか畏怖の念を感じ、ちょっとこれまでとは違う少し特別な感覚を持ちました。


戸隠神社やその周辺の森はパワースポットとしても有名らしいですが、そういう感覚が鈍い私でも何かを感じる場所でした。


ちなみにキャンプ場から直接山登りやハイキングルートにアクセスできるため子供たちがもう少し大きくなったらぜひ挑戦し、さらに深く戸隠の森の自然を感じてみたいです。


10歳の長男が楽しかったこと

(1) フードトラック

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フードトラックの写真1
フードトラックの写真2
フードトラックの写真3
フードトラックの写真4

10歳の長男が一番良かった・楽しかったことは戸隠の自然環境ですが、その次に良かった・楽しかったことは、季節限定で設営されていたフードトラックの食べ物とそこの店員のお兄さんでした。笑


先述したようにがっつりとは食べられなかったのですが、売店で買い物した後などにちょっとおやつ感覚で幾つか食べ物や飲み物をいただきましたが、どれも美味しいだけでなく何か楽しみのあるものばかりでした。


料理は基本的にはジビエ料理ということもあり「鹿のコロッケ」(写真右上)をいただきました。また、デザート類も豊富でその中でも「すのーアイス」(写真左下)、「らんぷソーダ」(写真右下)をいただきました。今回は食べれませんでしたがその他に気になるものとしては信州サーモンのクリームコロッケや猪のリンゴローストサンドなどがあり、今思い出してもヨダレが出てきます。笑


ちなみに「鹿のコロッケ」は全くと言っていいほど臭みがなくとても美味しくいただきました。また、すのーアイスはかき氷のように薄く削ったバニラアイスが盛られており、甘くて美味しいだけでなく口に入れると一瞬で溶けるため不思議な食感も楽しめます。


しかし、子供たちが最もはまったものが「らんぷソーダ」(写真右下)でした。

私は知らなかったのですが、長男はめざましテレビで紹介されているのを知っており見つけた瞬間に食いついていました。

値段が700円と結構高かったため最初は躊躇しましたが、光る器も付いてくるというので二人分購入しました。

買ってみるとなかなか面白いものですし、これからも中身を入れ替えて使えるため悪い買い物ではなかったと思います。


また、フードトラックの店員のお兄さんがとても気さくで優しい方だったことも長男がフードトラックを選んだ大きな理由だと思います。

14:00に閉店してしまうにもかかわらず我々が夕食の食材について相談したところ閉店前に作り置きしておいてくれると言ってくれたり、最終日にはレジの準備も出来ていない開店前に子供達がらんぷソーダを買いに行ってしまったところ嫌な顔一つせず対応してくれたり、本当に「いい人」でした。

思う存分ジビエ料理を楽しめなかったこともあるのですが、この方にもう一度会いたいという点も我が家族が戸隠キャンプ場をリピートしたいと思う理由の一つだと思います。


(2) 戸隠牧場

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牧場の写真1
牧場の写真2
牧場の写真3
牧場の写真4

次に長男が楽しかったことは、戸隠牧場です。

子供たちと妻は滞在中に2回も訪問しており、それだけ楽しかったということだと思います。

料金は200円ですがキャンプ場滞在客は何度行っても無料で牧場に入れますので、牧場に行くときには受付時にもらった申込書のコピーをお忘れなく。


戸隠牧場は、戸隠キャンプ場の最上部にありますが、牧場に入るといきなり放牧されている馬たちが出迎えてくれます。馬たちは柵越しですが柵を超えた頭を出すことができるため馬を非常に近くに感じます。

また、中には仔馬もおり、それがとても可愛くて子供たちは一生懸命周囲の草をむしっては直接手から与えていました。


また、少し進むとモルモットやウサギと触れ合える小屋があり、そこではモルモットやウサギを抱くことができます。

基本的にモルモットもうさぎも大人しかったので大丈夫だとは想いますが、係員さんなどいませんのでそれなりに自分で気をつけないと噛まれたり引っ掻かれたりしますので少し注意が必要だと思います。


さらに進むとヤギや羊が放し飼いにされているエリアがあり、そこではヤギや羊に触ったりすることができます。

ここにも2匹の子ヤギがおり、妻はその子たちに「ユキ(本名は定かではありません。笑)」と名前をつけ、可愛がっていました。笑


乗馬の写真

また、山の上の方に登っていくと乗馬も楽しめます。

ただ、ポニーに乗って狭い敷地内を一周するほんの数分の乗馬体験で1000円、うちは子供二人なので2000円かかってしまいました。。。正直二度と体験はしないと思います。^^;


6歳の次男が楽しかったこと

(1) 川遊び

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川の写真1
川の写真2
川の写真3
川の写真4

次男が一番楽しかったことは逆さ川での川遊びです。


キャンプ場から見える範囲内であれば深いところでも子供のスネくらいまでの深さしかないので小さなこともでも安全に水遊び、川遊びを楽しめると思います。


このキャンプ場から見える範囲のエリアは、とても狭く、その狭いエリアに水着を着て川で遊び小さな子供たち、そして、それを河原から見守る親という感じでたくさんの人がいるためそれはまるで芋洗のようです。笑

ただ、幼児など小さい子供がいる家族でも安心して水遊びさせることができる場所だと思います。


我が家の子供達も二人で水を掛け合ってずぶ濡れになって楽しんでいました。笑


(2) 忍者からくり屋敷

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からくり屋敷の写真1
からくり屋敷の写真2
からくり屋敷写真3
からくり屋敷の写真4

次男が次に楽しかったことは、今回戸隠キャンプ場に行くきっかけでもある「忍者からくり屋敷」です。


忍者からくり屋敷は、戸隠民俗館・戸隠流忍法資料館と併設されています。さらに敷地内にちょっとしたアスレチック設備や手裏剣的あてが楽しめる手裏剣道場、びっくり堂という中に入るとちょっとびっくりする建物(ネタバレになるのでなんでびっくりするかは行ってからのお楽しみ。笑)、喫茶施設などもあり意外と楽しめました。


からくり屋敷は、各部屋にある仕掛けを見つけていかないと進めないため立ち往生する方もおり、ちょっと頭を使う迷路アトラクションです。

まあ、子供はこういうものは大好きですよね。^^

同時に入った子供が何組かいましたが、うちの子供と競い合うようにして謎解きをしていました。笑

なお、致し方ないことだと想いますがからくり屋敷の内部は写真撮影が禁止されていますのでご注意ください。


からくり屋敷の次に子供たちがはまったのは手裏剣道場でした。

鉄製の手裏剣を4mくらい先にある的を狙って投げ、7回中5回当たれば景品がもらえるというものなのですが、長男次男共に2回ずつ挑戦しましたが意外と難しく残念ながら景品をゲットすることができませんでした。


そして、こちらも意外と言っては失礼なのですが戸隠流忍法資料館は、戸隠流忍法の起源や変遷に関する記述があったり様々な忍具が飾られており大人でもちょっと勉強になるという楽しみもありました。


ちなみにからくり屋敷の駐車場は、からくり屋敷の脇の通りを上に上がったところにありますが、10台程度しかとめられませんので早い者勝ちです。また、こちらの駐車場がいっぱいの場合には有料にはなってしまいますが前の道路沿いに戸隠神社奥社訪問者用の駐車場もあります。


妻が楽しかったこと

(1) 周辺に観光資源が多いこと

周辺マップの写真

妻も戸隠キャンプ場の自然環境が一番良かったのですが、次に良かったことはキャンプ場を取り巻く豊富な観光資源です。


これまでお話ししてきたように牧場あり、からくり屋敷あり、これからお話ししますが戸隠神社あり、鏡池あり、さらに今回は行きませんでしたが、山登りやハイキングも楽しめますので狭いエリアにたくさんの観光ポイントがあり、キャンプ以外にもたくさん楽しめる要素がある点も戸隠キャンプ場の大きな魅力だと思います。


ちなみに今回我々が伺った観光スポットですが、周辺マップ上で言えば左上の1の「奥社」、2の「戸隠民俗館(この敷地に忍者からくり屋敷あり)」、4の「鏡池」、Aの「神告げ温泉」になります。

なお、第一スーパーはマップの右を縦に走る18号線沿いにあります。


(2) 戸隠そば

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岳のそばの写真
岳のいわなのてんぷらの写真
なおすけのメニュー写真
なおすけのそばの写真

次に妻が楽しかったことは戸隠そばです。


実は今回の滞在中の昼食は全て戸隠そばをいただき、毎回異なる蕎麦屋さんに伺いましたのでそれぞれご紹介したいと思います。


まず最初にご紹介するのは、キャンプ場の敷地内にある2軒のお蕎麦屋さんの一つである「」です。(写真左上)

新しく建てられたらしく建物がとても綺麗だったため設営を終えてお腹ペコペコの時に吸い寄せられるようにお邪魔しました。笑

天ざるそばと岩魚の唐揚げ(写真右上)、ソフトクリームをいただきましたが、長時間の運転と設営で疲れた体を癒してくれました。


次に翌日の昼食で伺ったのが「」の向かいにある「白樺」です。(写真なし)

こちらは、おそらく山登り客の胃袋を満たすべく最も古くからあるようで山小屋のような風情のある建物が印象的でした。

ここではざるそばととろろそばをいただき、子供たちはそれに加えてソフトクリームをいただきました。

白樺」では、そばを頼むと野菜てんぷらが無料で付いてきます。

しかも、他の蕎麦屋の料金が軒並み1000円を超えているのに対して、白樺の料金は無料の野菜てんぷら付きで800円ととてもリーズナブルな料金でした。


そして、最後は帰る日の撤収後に立ち寄った「なおすけ(写真下)」ですが、戸隠神社奥社の入ったところにあるお蕎麦屋さんです。

ここでは、定番のてんぷらそばと名物の鴨汁そばをいただきました。



では、この3軒の中でどこが一番美味しかったのか?

家族投票を行ったところ、「」に3票(妻、長男、次男)、「白樺」に1票(私)ということで「」に軍配が上がりました。笑

とは言ってもどのお店のお蕎麦もとても美味しく結局は好みだと思いますが、強いて違いを言えば「白樺」が一番二八っぽい感じで喉越しが良いと感じました。


この界隈には、石を投げれば蕎麦屋に当たるんではないかというくらい蕎麦屋さんが多いので皆さんも食べ比べしてみるとも面白いかもしれませんよ。


私が楽しかったこと

(1) 逆さ川での渓流釣り


最後に私ですが、一番楽しかったことはなんといっても逆さ川での渓流釣りです。


事前にイワナやヤマメの魚影が確認でき結構釣れるという情報があったため、キャンプ二日目に家族全員で遊漁券を購入し釣り竿を持って朝9時くらいから逆さ川の上流に入って行きました。

ちなみに遊漁券は大人は1日1,000円ですが、子供は無料です。


キャンプ前に餌としてぶどう虫といくらを買っておいたのですが、当日持参するのを忘れてしまったためまずは川虫探しから始めました。

しかし、なかなか見つからずに諦めかけていた頃に偶然地元の釣り青年に出会い、心やさしき青年からぶどう虫を分けてもらい釣りを開始しました。


実は今回が初めての渓流釣り。

勝手も分からず魚がいるポイントが分からず四苦八苦していたところまたしても心やさしき青年が魚がいるポイントを教えてくれました。(涙)


その後、結構上流まで釣り上がったのですが何回か魚影を見ることができただけで午前の釣りを終えました。


あまりにも釣れないため子供たちは飽きてしまったため午後は私一人で釣りに行くことにしました。

午後は釣り場全体の状況を把握したいという思いもあり午前とは異なり下流に釣り下ることにしました。するとすぐに渓流釣りを楽しんでいる3人連れ親子に遭遇し、ちょっとお話をお聞きしたところ結構釣れるとのこと、また、餌はいくらとのこと。


そうか、ぶどう虫だから釣れないのか・・・・そんなことを考えながらその家族と別れ、さらに釣り下っていくと後ろから先ほどの家族のお父さんが追いかけてきてくれ、もう帰るというのでいくらを全てくださりました。(涙)

釣りをする人に悪い人は本当にいないなと改めて感じました。


さて、これで完全武装。

あとは釣るだけです。笑


その後もどんどん釣り下って行ったのですが釣れない・・・・

途中何度かフライフィッシャーマンとすれ違いましたが、みなさん苦戦されている様子。

もしかしてすると時間帯が悪いのか、そんなことを考えながらさらに釣り下って行ったのですが、いい加減釣れないので引き返して上流部をもう一度攻めることにしました。


時間帯にして16時過ぎ、釣り上がって行ったのですが(ちなみに渓流釣りは釣り上がるのが基本です。)、なんと今回は釣り下った時に無反応だったポイントでも当たりが!


やはり、時会いだったのでしょうか、いくらでバンバン当たり一匹目をゲット。

記念すべき一匹目は、魚体がとても綺麗な体長10cmくらいのイワナでした。

釣った魚は必ず写真に撮るのですが、今回は子供たちによる連日のゲーム攻勢により携帯のバッテリーが尽きかけており、立ち上げた瞬間にバッテリー残量1%という表示が、、、、笑。いろいろ試行錯誤したのですが結局写真を撮ることは出来ませんでした。(悲)


それからいくつかのポイントを攻めましたが最終的に3匹のイワナを立て続けにゲットしました。サイズはどれも10-15cmくらいでしたが、その中でも一番大きいものをサイトに持ち帰り妻の携帯で撮った映像がこちらになります。


最終的に10バイト、3フィッシュという釣果でしたが、初めからいくらがあり、ポイントも分かっていればもっと釣果を伸ばせていたかもしれません。

また、釣れはしませんでしたが20cmクラスのイワナのバイトもあり、ドキドキする瞬間も味わうことができ個人的には大満足の釣行でした。


ちなみに今回のタックルセットは、3mののべ竿に脈釣り仕掛け(道糸・ハリス共に0.8、イワナハリ7号)、餌はいくらで釣れましたが川幅が狭いうえに木の枝の下などの狭いエリアを攻めなければなかなか釣れないこと、水深も深いところで1.5m程度しかないためこれ以上長い竿では釣りにならなかったと思います。そういう意味で今回のタックルセットはバッチリでした。


今回の釣りを振り返って思うことは本当にたくさんの方に助けられて成り立った釣りであるためただただ感謝感謝の釣行でした。また、かかった時のドキドキ感や釣れた魚の綺麗な魚体もあるのですが、こういう心優しい方々に会えるのであれば今後も積極的に渓流釣りをしたいと感じる釣行でもありました。


(2) 鏡池

鏡池の写真

もう一つ私がいいなと思った所は鏡池です。

鏡池とは名前の通り池の水面に山が鏡のように綺麗に写ることから名付けられた池ですが我々が伺った日は天気があまり良くなかったため、もうちょっとという感じでしたが、とても雰囲気がある池で天気が良く風がない日であればもっと綺麗だったのだろうかと思わせるところでした。


その他

なめたらあかんで、戸隠神社奥社

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戸隠神社奥社の写真1
戸隠神社奥社の写真2
戸隠神社奥社の写真3
戸隠神社奥社の写真4

いろいろ楽しんだ戸隠キャンプ場での滞在ですが、からくり屋敷の隣にあったこともあり最後は戸隠神社の奥社に立ち寄りました。


奥社への入り口に社マップがあり、ぱっと見た感じ片道30分程度に見えたため家族4人で奥社を目指して歩き出しましたのですが、まっすぐな道であるためなんとなく近いように見えるのですが行けども行けども最初の目的地である随神門が近づかず。笑

ようやく随神門を通過するとそこから徐々に上り坂がきつくなり最終的にはかなり傾斜のきつい山道に・・・・。


この辺りから「なんか話が違うな」と感じだし、次男は隣で「だから来たくなかったんだ」とブツブツ言いだし手をつなぎ自分の体重を全てかけて引っ張ってもらおうとする始末、、、そして私は汗だく・・・笑


それでも一度行くと決めた道のり、脇目も振らず奥社を目指し40分ほどかけて到着しました。


実は歩き出してからすぐ「僕は走る」と言って走って行ってしまった長男は早々に奥社についていたらしく、涼しい顔で汗だくの我々を待っていました。笑


そんな感じで家族4人無事に奥社に着き日頃の感謝を述べ帰路に着きました。


今回我々は長男以外皆クロックスで歩き出したためかなり足が疲れましたが奥社までの道のりはちょっとした山登りなので最低でも運動靴で行ったほうが良いと思います。

また、できれば動きやすい服装でタオルや水筒なども持参するといいかもしれません。


ちなみに戻ってから再度社マップをよく見てみると片道40分、しかも最後の10分は登り坂と書いてありました。笑

案内はきちんとみるもんですね。^^;


今回のキャンプをまとめた動画


滞在中に撮った写真や動画を集めた動画を作りましたので、よろしければこちらもご覧ください。なお、音が出ますのでご覧になるときはご注意下さい。


今回のキャンプを振り返って

キャンプ場の写真

実はキャンプ場に到着しテントを張るサイトを探しているときに、木の棒をおき、その一帯のエリアを全て取っていると言い張る非常にマナーの悪いキャンパーに遭遇しました。

そのためキャンプ開始時は最悪だった戸隠キャンプ場への印象でしたが最終的には家族全員大満足であり、我が家のリピートしたいキャンプ場リストに追加されました。


とにかく、キャンプ場が広大であるため他のキャンプ場にはないプライベート感がすごいですし、オープンサイトやフリーサイトを持つキャンプ場は、日陰が少ないところが多いですが戸隠キャンプ場は木陰がたくさんあるため木漏れ日の中でキャンプできる点も他にはない魅力ではないでしょうか。


また、適度に配置された木々を利用しハンモックを張ったり、洗濯物を干したり、とにかく便利です。中にはスラックラインや木登り紐を楽しむキャンパーなどもおり、サイト内にある木々を様々な形で活用できるため自分なりの楽しみ方ができる点も大きな魅力ではないかと思います。


そんな豊かな自然がありきれいな川が流れる戸隠キャンプ場ですが、炊事場などの排水を直接川に流していると思われる点が気になります。

そう感じた理由はいくつかあるのですが、一つに川遊びをした子供たちの水着がとても臭くなったこと、もう一つキャンプ場の炊事場の排水がキャンプ場の中を幾筋も流れる小川に流れ込んでいたこと、さらにはキャンプ場の下流は上流に比べ水が白濁していました。


キャンプ場は大概森の中にあるため排水を近くの川に流しているところも多いと思いますが、その場合には炊事場などで自然素材の洗剤を使うことを依頼するなど一定の配慮をしていることが多いです。


しかし、戸隠キャンプ場ではそういうことも特に行っておらず、余計なお世話ではありますが、このまま排水を流し続けていくと近い将来豊かな自然環境が壊れてしまうのではないかと危惧します。

もちろん、キャンパー一人一人が高い意識を持っていれば良いのですがキャンパーも色々ですので、もしかするとキャンプ場の啓蒙活動も大切かもしれません。


ということで戸隠キャンプ場に行ってきましたが、これから行くことを考えている方の参考になれば幸いです。


終わり