2020年はみなさんに取って特別な年ではないだろうか。
年初からコロナが流行し世界中で多くの方々が亡くなりました。未だコロナが終息したとは言えない中、今回ギリギリまで悩んだキャンプでしたが、現地では極力三密を避けるための準備を十分に行い、マスク等のコロナ対策を行ったうえで出発しました。
まだコロナの流行が日本で始まる前の2020年1月以来のキャンプ。気温40度を超える埼玉から涼を求め一路山梨県へプレオープンしたばかりのキャンプ場であるLYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEへ向かいました。
甲斐駒ヶ岳登山のベースという意味を込めて命名されたキャンプ場、LYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEですが周辺には南アルプス三景園オートキャンプ場、篠沢大滝キャンプ場、Forester's Village kobittoなどこれまでに行った人気のキャンプ場がひしめく超有名キャンプエリアに立地しています。
LYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASE
サントリーウイスキーの白州で有名な山梨県北杜市白州、標高700mに立地するキャンプ場ですが尾白川が流れるべるがの森の中に新しくできたキャンプ場です。
私が住むさいたま市からは関越道、圏央道、中央道を経由しおよそ3時間で到着。
周辺には人気の尾白川キャンプ場、べるがの森の中にある尾白の湯、森のレストランがあったり、10分のほど車で走ると道の駅やスーパーがあったり非常に便利ながら自然あふれる環境に立地しています。
また、以前発見したおいしいジェラート屋さんである「麓ジェラート」があったり、上述したスーパーの駐車場に天然氷のかき氷屋さんがあったり私たち家族にとってはいろいろな楽しみのあるエリアに立地しています。
参考までにそれぞれのお店のリンクを下記につけておきます。
白州・尾白の森名水公園「べるが」
尾白の森キャンプ場
サラダボウルキッチン 白州べるが
麓ジェラート
セルバ白州エブリ店
道の駅 はくしゅう
蔵元八義の直営 天然氷のかき氷 道の駅はくしゅうエブリ前店
べるがの森の中にあるキャンプ場であり尾白の森キャンプ場に隣接したキャンプ場です。
サイトは一段高いところにあるオートサイト7サイト、川沿いの林間フリーサイト4−5サイトで構成されており、一つ一つのサイトは100㎡をゆうに超えている十分な広いが確保されており、現在主流のツールーム、かまぼこなどの大型テントと車を止めても十分に余裕があります。
また、今回我々は雨に降られませんでしたが土の地面になりますので雨に降られるとドロドロ必須かもしれません。
気候は8月のお盆期間だったこともあり日中は35度を超えますが夜間は20度くらいまで気温が下がり快適に寝ることができました。
なお、今回はプレオープン期間だったこともありお値段は激安でした。
森はカブトムシやクワガタが好むクヌギやナラの木で構成されているためランタンをつけてサイトでご飯を食べているときやトイレに行ったときにクワガタに普通に遭遇するので小さな子供がいる家族にはたまらないキャンプ場だと思います。
上記のような状況だったため我々家族は特に探すこともなくノコギリクワガタ1匹、アカアシ1匹、コクワガタ2匹をゲットしました。笑
カブトムシやクワガタのような歓迎される虫が多いと歓迎されない虫も多くなるのは必然ですが、その通りアブや蚊などが沢山いました。特に蚊取り線香が効かないハエが多くかなり悩まされました。
LYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEの良いところはなんといっても徒歩1分で行けるきれいな尾白川での川遊びだと思います。
川の水はとても冷たく、澄んでいるため川辺にいるだけで清々しい気持ちになります。
また、川沿いに流れる風により清涼感満載であるため心地よい真夏の涼を感じることができます。
少し残念だったことは普段であればヤマメやカジカなどの魚がたくさん生息していると思うのですが今年の初夏の豪雨のためか川の生き物がほぼおらず、オタマジャクシしか見つけられませんでした。
また、べるがの森という公園の中にあること、尾白の森キャンプ場という巨大なキャンプ場に隣接していることもあり、キャンプ場客、公園訪問客がこの暑さのためか川に押し寄せ川辺はまるで真夏の湘南海岸のような状況になっていました。笑
LYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEの良いところの2つ目は徒歩でべるがの森の中にある「尾白の湯」という温泉にいけることです。
特に日中35度を超える暑さの中で日中遊ぶと体は汗だく、かつ疲労困憊ですので徒歩でお風呂に行けるのは大変助かります。
また、尾白の湯はコロナ対策がしっかりと取られており入館前の検温や手消毒などが徹底されておりました。私たちが入ったときも体温が37.5度を超えている子供がおり、家族4人全員が返されており、その徹底ぶりがよくわかり逆に安心しました。
甲斐駒ヶ根温泉 尾白の湯
LYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEの良いところの3点目は隣接する尾白川キャンプ場の炊事場やトイレなどの設備が利用可能なことです。
特に我々がテントを張ったサイトはLYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEの設備も尾白川キャンプ場の設備も近くとても助かりました。
逆にLYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEに今後期待したいことは現在まだプレオープンということもありまだまだ炊事場やトイレなどの基本的な水回りの設備が十分でなく、また地面も土という雨に弱い環境でもあるため、そのあたりのキャンプ場としての基本性能のさらなる整備を期待したいところです。
また、現在はキャンプブームとは言え先にふれたとおりキャンプ場激戦区にあるキャンプ場でもありますので真夏以外での集客や今後のリピーターを増やすためにも川に頼らないプラスアルファの魅力を生み出す必要があるではないかと思います。
さらにもう一点気になったことはまだプレオープン中であるためかキャンパー教育が十分ではなく、炊事場で生ごみを捨てたり、普通に隣のサイトにはみ出してタープを張ったり、大きな声で騒いだり、、、かなりマナーの悪いキャンパーが目につきました。
小さな子供がいる家族が来やすいキャンプ場でもあるため多少はしょうがないと思いますがキャンプをみんなが楽しめるために設備の整備も必要ですが同じくらいキャンパーの教育は必要だと思いますのでぜひチェックイン時などにルールをきちんと説明するなどマナー教育を実施いただければと思います。
そんな今回のLYKKER CAMP SITE 甲斐駒BASEでのキャンプでしたが雰囲気はより伝わるようキャンプ中に取った動画や写真をつなぎ合わせたVideoを作ってみましたのでこちらもぜひご覧ください。
例年ならほぼ全ての3連休にはキャンプ に出かけていたがコロナにより8ヶ月ぶりとなったキャンプ。
今年の夏は例年以上の暑さとなり埼玉では40度を超える日も珍しくない日々だったためとにかく涼しい川辺でのんびり過ごすことを目的に向かったキャンプでしたがその目的は果たすことができました。
また徒歩で綺麗な川や温泉施設に行けるという利便性の良さのため不便なく過ごすことができました。
一方で尾白川はキャンプ場利用者及び川遊び訪問者により芋洗い状態であり、マナーの悪い方も多く、あまりゆっくり楽しめるという感じではありませんでした。
さらになぜか川にはオタマジャクシ以外の生き物が全くおらず川でカジカやヤマメ、沢蟹などの生き物を取り観賞することを楽しみにしている我が家としては川遊びを堪能できませんでした。
またキャンプ場としてもまだまだ開発中であるとは言えそれほど大きな特徴がないことも少し残念でした。
2020年夏のキャンプはそんな感じでした。
終わり。
2020年8月14日
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